自作PC 2023年を綴る(Intel 第10世代~実装)Vol-06

 一体型5インチベイ変換ユニットの製作


5インチオープンベイに17.5mmODDと
3.5若しくは2.5インチHDDを一緒に組み込むには・・・

一旦、5インチ専用のフレームユニットに取り付け
一体型ベイユニットとして変換しえしまえば
規格の違う2つのドライブが一か所に収まります

ただ・・・製作にあたり注意すべきことは
「9.5mm厚のスリムドライブが実装出来ない」…という点だけです

では順を追って取付作業を行っていきます

1.変換の母体となるユニットフレームを用意します
  ユニットといっても全体は金属板の折り曲げたオープンフレームに
 ネジ穴、切込み、小窓が数か所あり、
 フロントは5インチ用ベゼルを取り付けただけのシンプルな構造


ただ・・・このパーツをよく見ると、上下二層構造に仕上がるものの、
下層部分が枠抜きされ取り外し出来るようになっています。

 
以前組み込んだフレームも同じ型番ですけど
フロント部分の下層には枠抜きがありませんでした。初期型か?
こちらが以前に作った一体型変換ユニット(ATXケースに実装)

今回は初期型だとすれば、
上層や下層もODDドライブが取り付けられることになり、
ダブルドライブ仕様にも出来るという楽しみが増えました。

2.HDDドライブの取付
  今回は新品の2.5インチHDDドライブを取り付けることにします。

ハードディスクを包むパッケージ封を切ってドライブを取り出し
フレームの天地を返した状態でHDD裏側の固定用ねじ穴に位置を合わせ
4点の固定箇所を取付ねじを使って全て固定します。


 
3.ODDの取付
  ODD(スリム型光学ドライブ)の取付は光学ドライブ前面に取り付けてある
 ベゼルの位置を、取り付けるフレーム前面の凹みに合わせると自然と収まります。



 あとは専用のねじでドライブの側面を留めて固定します。

  この時注意するのは、固定ネジが非常に小さいので紛失に注意しつつ、
 ドライブ正面を見て左側はフレーム折り返し部分で固定するので楽です。



 

右側はドライブトレイ格納部分下面の見えにくい部分でネジ固定するため
ねじ穴の確認に手間取るかもしれないですね



 
写真A
  2と3の取付順序は逆になっても、作業自体に支障ありません

4.ケーブルの取付
  各ドライブの取付が終われば、ドライブの後ろ側のコネクタに
 HDDにはSATAケーブルを取り付けておきます
 ODDドライブはSlimlineSATA電源変換セットコネクタケーブルを取り付けます。

今回はIDEペリフェラル4Pコネクタタイプを取り付けましたが、
その先を変換ケーブルでSATAコネクタを介せば形状変換できます。

最初からSATAコネクタ付きのケーブルを取り付けてもかまいません

電源ユニットの仕様次第ではケーブルの先端コネクタ形状には、
IDEコネクタ接続用が2系統ほど備えている製品もあるので、
変換ケーブルを介さずIDE同士でダイレクト接続できる場合があります。 


ここまでが一体型ユニットの取付手順です
あとはこれをPCケースの5インチオープンベイの取り付ければ
製作の作業の一つが終了します。

今回パーツ製作にしようしたODD(光学ドライブ)は、
元々ノートパソコン用から取り出された中古のパーツを使用しています。
そのため、ドライブのフロントベゼルはノートPCに収まるフォルムのため、
ベゼルが付いたままでは組み込めません。

そこで、デスクトップPC用の交換ベゼルはAmazonで販売されています。
12.7mm用マルチドライブ対応ととBlu-lay対応の二種類あり
ベゼル自体も取付構造が判れば簡単に取り換え作業ができます。



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