カスタムPCの作製 Paert-7(最終章)

 個人&会社事務用カスタムPCの作製ネタは

今回で一応区切りを付けます。


今回は二層ドライブの作製です

別に作らなくても

一体化ユニットは市販されています。

それがこちら

センチュリー

iStarUSAマルチリムーバブルラック T-5K25TU-SA




・USB3.0×2ポート増設

・12.7mmスリムドライブ×1台

・2.5インチSATA HDD×1台搭載可能


ただ、これを実装すると

余分にユニットを増設することなく一台で済み、

フロントベイが丸々開くため別のユイットを組み込み

更に拡張性の高いマシンに作り替えられます。

それはそれでいい事なのですが

此処はやはり従来のパーツを生かせるようにしたいですよね。


そこで

ノート用に搭載されているDVDとHDDドライブを1つにして、

デスクトップPC の5インチベイに実装できるユニットがあります。


アイネックス

スリムドライブ&HDDマウンタ HDM-10A









これを使って一体化パーツユニットを作ります


用意するのは

ユニット、DVDスリムドライブ、2.5インチDDD、変換ケーブル

以上4点です。


特にケーブルはコネクタ形状が異なっているため、

(ドライブ側:SlimelineSATA、マザーボード側:SATA)

デスクトップに実装するには変換コネクタが必要です


オウルテック

SlimelineSATA電源変換セットコネクタ


ユニットの組込が完成したらDVDのコネクタに取り付けます。

ユニットは上下二層の組込が可能なことから

下層はSSDや2.5インチHDDであれば並列に2基、

3.5インチHDDであれば下層の中央部分に1基取り付けが可能です。

上層にはDVDスリムドライブを実装できます。

ただし上層の取り付けに適合するのは、

厚みが12.7mmのドライブに限られます。


作業1:2.5インチDDDの取り付け

ユニットには、予め取付ネジが付属しています。









ユニットには、予め取付ネジが付属しています

その中から黒皿ネジ4本を使い、

ユニット底面を横に置きドライブの下側にある4点の固定ビス穴と

ユニットの穴位置を合わせドライブを固定します





固定位置は左右どちらでも構いませんし

二台ある場合は並列固定もできます。


作業2:12.7mmDVDドライブの取り付け

HDDの固定が終わればユニット上部にDVDドライブを置き

マウントした状態でDVDドライブ側面の穴位置と

ユニットの定位置を合わせビスで固定します。

ビス穴はアジャストできるため

ベゼル面の出幅を微調整してからねじを締めます。

ただ、DDVDドライベゼルのほうから見て右側は

可成り狭い場所でビスを固定する為、

柄の長い精密ドライバーを使用するといいですね。

 


作業3:変換コネクタの取り付け

DVDドライブの固定が終わり変換コネクタを取りつければ

二層ドライブの完成です


このユニットはマウント構造(仕様)のため

隙間に埃が貯まりやすいのが欠点ですが、

組込パーツが軽量であればユニットそのものも軽量になります。

シンプルな構造なので交換手間がかかりませんね。

今回で自機のマイナーチェンジ話は終了です。


次回はM-ATXマシンの製作過程をお伝えします

カスタムマシン製作 PartⅡ-1「電源ユニットの汎用化」です

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