M-ATX_PCの作製 Part-1

数少ないMicroATX用スリムPCケースの中で、既に生産終了であっても拡張性が程よいPCケースがあります。その一つがA-open社のH-360シリーズです。(※H-360Bを除く)

スリムケースは、コンパクトが故に、拡張性を制約する傾向にあるのか?それとも拡張性を度返しして小型化を追求した結果なのか、・・・・?

フロントパネル部分には5インチオープンベイが1か所ある程度で、内部に3.5インチベイか2.5インチベイを配置する設計になっているタイプが多いのでしょうね。

コンパクトサイズだから拡張性を除外しても、外付にすれば事足りるといえば正論といえるでしょうね。

それでは、外付けユニットを増設する度に、USBケーブル等で接続し、ユニットによっては電源コードを既存以上に追加して伸ばすなどすればPC周辺がすっきりしません。


だったらミドルタワーにすればすべてが丸く収まりますが、意外と場所を取るのと一台当たりの質量も重くなります。

ある程度の拡張性があって軽量コンパクトに収まるケースなど、言いたい放題のわがままですが、狭い空間に置くとなればモニターが置けるスリムケースが最適なんでしょうね。

そこで、今回はMicroATXマザーボードを実装した省スペースPCの作製です。

A-open社製のケースは、H-360C(ホワイト)とH-360A(ブラック)其々1台づつ持っています。そのうちH-360Cは私がサブマシンとして使用していたものを、ミドルタワー1台に絞ったため余りました。そこで内部のユニットを総入れ替えして、子供用のPCに作り替え、現在も故障なくフル稼働しています。



贅沢にもDVDドライブ2基実装型にしてみました。電源ユニットはA-open社純正の250W電源ユニットを搭載しています。

このケースの良い処は、フロントに3.5インチと5インチオープンベイがそれぞれ左右に配置されています。その下には3.5インチのオープンベイ1ヶ所、シャドウベイが1か所あります。3.5インチオープンベイはシャドウベイとしても使えるのでHDDが二台まで取付可能です。

仮にオープンベイとして使うなら、3.5インチUSBポートユニットやカードリーダーユニットが実装できます。

このケースの弱点は・・・

換気(排気)・廃熱用ケースファンが取り付けられない事と、ブラケットパーツがなければ最新の電源ユニットが取り付けられない事です。


更に、生産初期型と後期型では電源ユニット部分のシャーシ形状(大きさ。ビス穴の形・位置)が異なり、初期型では少々手を加えないと電源ユニットが換装できないようです。

というわけで・・・
今回使用するA-open H-360A(ブラック)背面シャーシ部分を見ると
初期型なので少し手をくわけないといけないようです。

次回は「電源シャーシ部分の改造と各ユニットの実装」です

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