M-ATX_PCの作製 Part-3

 「3.5インチマウンタの取付作業」

前回は電源ユニットや各パーツの組込みついて解説しましたが、2.5インチHDDの取付作業をするため、パーツの手配をした時点で終わってしまいました。
今回はその続きです。
最新のPCケースであれば、2.5インチサイズのドライブ(HDD、SSD)を実装できるスペースが、汎用もしくは専用で確保されていることがあります。

でも、旧型ケースでは、2.5インチを実装する設計になってないため、既往の3.5インチもしくは5インチのオープンかシャドウベイに組込みます。
ただ、2.5インチサイズのままでは収まりがよろしくないので、変換マウンタやコンボフレームマウンタに一旦組込んでからケースに実装します。

そこで、数あるパーツの中から、今回はAINEXの製品をチョイスしました。

2.5インチユニットの変換マウンタやコンボユニットは数々あり価格も幅があります。
今回は比較的安価ありながら作業効率が良さそうなパーツを選んでみました。
メーカー:AINEX(アイネックス)
製  品  名:2.5インチSSD/HDDマウンタ
型  番:HDM46
このユニットはフレーム式マウンタとは違い、密閉式なので埃や熱に晒されるのを幾分かシャットアウトしてくれます。

では実際に2.5インチHDDを組み込んでいきます。

外箱を開封してユニットを取り出したら、スライド式のふたを後にずらして開けます。
中にはチャック付き小袋入り取付ビスが貼り付けてあるので、テーピングごと剥がして取り置きします

所定の位置にHDDまたはSSDを置いて端部のコネクタピンに差し込みます。

差し込んだHDD(SSD)を動かさないようにしてユニットごと裏返し、固定用ビス穴の位置が重なっているのを確認します。


 
あとは最初に取り出しておいたビスで4か所を固定します。



固定が完了すれば蓋を戻して閉じます

あとはPCケースのシャドウベイまたはオープンベイに組み込み、ビスで固定したあとにSATAケーブルコネクタを接続すれば、変換ユニット組込み作業の終了です。

今回は写真のように、サイズの大きい5インチべに組み込んでいるために組込みが不安定に見えます。
H-360シリーズのケースは、ケースを正面から見て右側は5インチ専用のオープンベイですが、左側は3.5インチ対応の5インチベイになっています。

5インチベイの中に組付けられているフレームパーツは脱着可能なため、これを外せば5インチが上下二段に組込める設計になっています。今回はこのパーツ(写真参照)を外さないまま3.5インチ用として使用しました。

次回は「マシン完成と初期設定」についてです。

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