杏の栽培に挑戦

アプリコット Apricot

【学  名】Prunus armeniaca  

【別  名】唐桃(カラモモ)

【和  名】杏(あんず)
             漢字では「杏子」とも書きます

【属  科】バラ科 サクラ属

【原産地】中国

【特  徴】
耐寒性があり比較的涼しい場所を好み、アーモンドやウメ、スモモの近縁種で、他品種とは容易に交雑します。

春(3月下旬から4月頃)に、桜よりもやや早く淡紅の花を咲かせます。
初夏にウメに似た実を付け、熟すと甘みが増して種と果肉は容易にはなれます。(離核性が良い)

日本には古代に中国から伝えられ、万葉集には「杏人」の原文表記がありますが、カラモモともカラヒトともモモサネとも訓まれていて呼び方については定かではありませんが、仮名書きのカラモモは古今集に記述があります。

【利用法】
種子は青酸配糖体や脂肪油、ステロイドなどを含んでいて、杏仁(きょうにん)と呼ばれる咳止めや風邪の予防の生薬(日本薬局方に収録)として用いられる他、杏仁豆腐(今日では「あんにん」と読まれる事が多い)の独特の味を出すために使われまする。

未成熟な種子や果実には青酸配糖体の一種アミグダリンが含まれる。


【栽  培】
自家受粉では品質の良い結実をしないため、他品種の混植が必要で、人工授粉も行われる。収穫期は6月下旬から7月中旬で、一つの品種は10日程度で収穫が終わる。果実は生食のほかジャムや乾果物として利用される。



コメント