酢の殺菌能力は偉大だね

酢酸(CH3COOH)…つまり酢の持つ殺菌能力は善く知られていますよね。
寿司や酢〆の切り身など、食品の腐敗を予防しています。

1630年南フランスのトゥ―ルーズという処でペストが大流行しました。
此の混乱に時期に、あちこちに広がる死体の間を感染も恐れずに歩きまわり、数々の盗みを働いた4人組の盗賊達がいました。


しかし、悪事というのは長く続かないもので、ようやく当局に逮捕された盗賊達に対して、世間で蔓延しているペストから人々を救うために、彼らがどのような予防法を利用したのか白状させました。

彼らが語ったその処方は、酢にセージ・タイム・ラベンダー・ローズマリーのエキスを浸出させ、其れを全身にに塗りつけて、蔓延するペスト菌の街を悠々と我が物顔で歩き回っていたというのです。

その知恵は後世にも継がれ、100年後今度はマルセイユで伝染病が蔓延した時も、前出のエキスにニンニクを加えて 、闊歩した盗賊が現れたそうです。

大抵の菌類は、酢の中に居ると30以上生きられないと言われていますし、使われていたハーブのほとんどは強力な殺菌効果を持っていますから、盗賊の作った酢の効果は絶大だと言えますね^^






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